2020年の大きな出来事といえば、3人目の出産とRhymoe®との出会い。
というくらい、これまでの、そしてこれからの英語講師人生を変えてくれたRhymoe®(ライモー)のメソッド。
“言語にはその言語特有のリズムが流れていて、体はそのリズムにあわせて動いている。
リズムにあった動きをすることで、言語は体に染み込むように入っていく。”
このメソッドを自分のレッスンにも取り入れて、たくさんの親子さんや子どもたちに楽しい!を実感してほしいと、勉強の日々を必死で(笑)過ごしているところです。
そのRhymoe®が開発した新しいフォニックスメソッド Rhymoe® Phonics のトレーニングが終了しました。
※フォニックスについては前回のブログで想いを綴っているので、ぜひ読んでください。
⇒日本の子どもたちが学ぶべきフォニックスって?
とにかくこのRhymoe® Phonics、子どもの発達段階、言語習得のプロセス、日本の英語教育の現状、親子の関わりの重要性などなど、ものすごーーーーーく深い理論が根っこにはりめぐらされているのですが、うっかりそれを忘れてしまうくらい楽しいフォニックスメソッドなのです。
これまでフォニックスを教えながら、なんとなくモヤっとしていたものをスッキリさせてくれた、深いけど楽しい、楽しいだけじゃなくて染み込むRhymoe® Phonics、何がそんなにトクベツなのか、というと…
「そこに英語のリズムは流れているか?」
やはりここに尽きるのです。はい。
従来のフォニックス学習
文字と音の関係性は教えるけれど…
おさらいになりますが、フォニックスとは、”主に英語圏の子どもたちが、生まれたときから英語を聞いて、徐々にそれを話すようになって、体のなかに蓄積された「音」を、「文字」につなげていくための読み書き学習“のことです。
重要なのは、すでに聞いたり話したりの会話ができることが前提である、ということ。
会話ができる、ということは、英語特有のリズムや発音方法、体の動きも自然に体に備わっている、ということ。
では、日本で英語環境がほぼゼロで育ってきた子どもたちに、英語圏の子どもたちが使っているフォニックスメソッドが使えるでしょうか。
A is for ant, a, a, ant! B is for bear, b, b, bear!
フォニックス、と言えば、こんな動画や絵本や歌をよく見かけます。
でもこれは、もともとant, bearという単語を生活のなかで使いこなせているネイティブの子どもたちには有効ですが、antもbearも会話に出てこない日本の子どもたちにはピンときません。(呪文のように唱えることはできるかもしれないけど…)
また、文字に対する音をひとつひとつ覚えていって、それを組み合わせて読み書きにつなげるという方法もあります。
dはドゥ、oはオッ、gはグなので、dog =ドゥォッグという具合に。
(本当はカタカナでは書けない音だし書きたくないけれど…)
日本語のあいうえおと同じように、文字を繋げれば読めるようになるので、教えやすく、チカビディーでもこの方法を取り入れてきました。
でも、やはりこの方法も、生活のなかで英語を使ってきていない日本の子どもたちが学んでも、読めはするけど、意味が分からない、ただ音を繋げただけなので、抑揚やリズムまったくない、という問題が起きてきます。
いずれも、文字と音の関係だけに注目して、そこに流れる英語のリズムのことはその存在さえも意識されていないのです。
講師の発音指導スキル
フォニックスを教える講師自身が発音リズムに対する正確な知識を持っていない、ということも、問題のひとつです。
Youtubeに山のように溢れるフォニックス動画を見ても、音が間違っていることが多々あります。
(ネイティブが発音しているものでも!)
私もついこの間までは、感覚でしか発音をとらえられていませんでした。
渡邊いくみ先生の先生のための発音指導法講座を受けたことで、音の指導に自信が持てるようになり、子どもたちにどのように発音を教えればいいのか、常に頭に置いて、レッスンをするようになりました。
先生の言うことをそのままマルっと吸収する幼児さんだからこそ、先生が正しい音を正しいリズムで発することができること、的確に生徒の発音を矯正できることが、とっても大事なのです。
Rhymoe® Phonicsの特徴
そんな従来のフォニックス学習の問題点や足りないところを踏まえて、日本の子どもたち向けに開発されたのがRhymoe® Phonicsです。
出典:Rhymoe® Phonics (https://rhymoephonics.com/about/)
①常に英語のリズムが流れている
なんといってもココ!
そこにもここにも、英語のリズムが流れているのです。
日本人向けにアレンジされた(日本語リズムに変換された)ものではなく、ネイティブが日常で使う手遊びや絵本を使用することで、英語特有のリズムや発音方法を体に染み込ませ、しっかりとした土台を作ってあげること。
これは、読み書き学習の前提となる音のインプットが足りていない日本の子どもたちにとって、とっても大事なポイントなのです。
(とっても大事なのに、あまり注目されてこなかったところ…)
フォニックス=文字と音の関係性。
だけではなく、そこに流れるリズムまで含めて指導できるように作られているところが、なんといってもRhymoe® Phonicsのすごいところ。
②講師が発音指導法を学んでいる
Rhymoe® Phonicsを使って指導するためには、正確な発音指導のスキルを学ばなければいけません。
日本の子どもたちが、フォニックスを学びはじめたときに、先生が正確な発音の知識を持っていないと、間違った音を覚えてしまったり、日本語に引っ張られた発音・リズムになってしまったり…ということが起きてしまいます。
先生の言っていることをそのまま吸収していけば良いように、先生自身も発音と英語のリズムについて練習に練習を重ねています。
③親子で学ぶことを大切にしている
Rhymoe®がとても大切にしているのが「親子で」学ぶこと。
私もここにとても共感しています。
おうちでお父さんお母さんと一緒に取り組むか否かで、学習の効果って驚くほど違います。
言語を学ぶ、新しい言葉を使う、というのは、子どもにとっても実は勇気のいること。
特に読み書きを始める5歳頃以降は、「日本語を使う自分」が確立されているので、全然違う音、リズムの英語を使う自分になるまでには、大人が思う以上に大きな壁があるのです。
そこでやはりとっても大事なのは、「楽しいよ。一緒にやろう。」と言ってくれるおうちの人の存在。
「英語が苦手」という方でも子どもと一緒に遊びながら取り組めるように、動画のサポートも充実しています。
Rhymoe® Phonicsの詳しい内容についても、紹介させていただきたいですが、今回は長くなってしまったので、また今度に…。
英語のリズムで体に染み込むRhymoe® Phonics、チカビディーでは4月からキッズ英語クラスと、ママ向けの発音講座で導入します。
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