「自分って子育てに向いてないかもしれない」
「なんて育てにくい子なんだろう・・・」
まさか自分がこんなことを考えるようになるなんて、子どもがまだ赤ちゃんの頃は考えもしませんでした。
自分自身、愛情たっぷりに、でも結構厳しく育てられてきたし、その通り子どもに接すれば、我慢強い”良い子”になると、漠然と信じていました。
でも長男が小学校に入り、やらないといけないことが急に増えるなか、明らかに、“口うるさい母”と”全然言うことを聞かない気性の荒い子ども”の構図が出来てしまって、
○○しなさい→やらない→○○しなさいって言ってるよね?!(イライラ)→やらない→ブチ切れる→子ども泣くor暴れる・・・・・
っていうお決まりパターンが繰り返されるようになりました。
(よく穏やかそうって言われますが、自分でもびっくりするくらいイカってました。苦笑)
それにくわえて、そんな状況をいつも見ている妹が、兄そっくりに泣き喚くようになったりして・・・
こんなはずじゃなかった・・・でも言わないと何もしないし、甘やかして育てるのはイヤだし、ちゃんとした大人になってほしいし・・・
グルグル考えているときに、松丸飛鳥さんのELM勇気づけ講座のことを知りました。
「私はそこまで悩んでないし・・・」 なんてよく分からないプライドみたいなものもあって、これまであまり子育てカウンセリングみたいなものは受けたことがなかったし、アドラー心理学のこともほぼ知らなかったけれど、飛鳥さんのブログでのお子さんとの関わりが新鮮だったことと、場所が近かったこともあり、エイッと受講してみました。
そして、一言でいうと、受講して本当に良かった!!
ひとつは、「自分は自分」 という考え方を意識できるようになったこと。
比較しても、ビクビクしても仕方がない。
そんな思いに縛られているくらいなら、どんどん自分から発信していこう。
自信を持てた、のではなくて、「ま、いっか」 っていう視点を持てた、そんな感じです。
もうひとつは、子育てについて少し客観的に見れるようになったこと。
自分がこれまで、「こうしなきゃ、ああしなきゃ、これはダメ」 って考えてきたものが、劇的に減った感じ。
“子どもが出来ていないところには注目しない。そこにばかり注目しても出来るようにはならない。”
“当たり前と思っていることに注目して、言葉がけをする。でもほめるのとは違う。”
この考え方、ぱっと言われると、そうだよね、くらいにしか思わないかもしれないけれど、コレがなかなか難しい。
家に帰って、さぁ実践だ! と思って、いつものように色々言いたくなるのをガマンガマンでお口チャック。
床の上にグシャーっと広がったランドセル。
なぜか、玄関や廊下に散乱する体操服袋や手提げ、赤白帽。
机の上や床にはプリントがヒラヒラ~ (プリントの字は激キタナイ><)
おまけに 「宿題が多いから、あとからやる」 と断言。
基本的に散らかっているのがとってもキライな私。
でもがんばってガマンガマン。
ムズムズ・・・
とにかく 「出来ていないこと」 には触れず放置。
そして、本を寝転がって読んでる我が子に、「本読んでるんだね~。」とだけ一言。
いつもならきっと、こうなっていました。
「宿題は遊ぶ前にやるって約束だよね。」
「洗濯物は洗濯物入れに入れてくれる?」
「次の日の準備したの?」
「字はもっと丁寧に書いてって言ってるよね。」
「寝転んで本読むのやめて。」
→そして長男キィーーーー!! と一暴れして妹に当たって家を出て行く。
→そして妹泣く・・・
→ため息・・・
今日はまったく穏やかに・・・というわけではなかったけれど、いつもよりは私も子どもも落ち着けた気がします。
そしてなによりも、ご飯のときに、学校であった話を嬉しそうにニコニコしながらたくさん話してくれました。
ここもいつもなら、「姿勢が悪いよ」 とか 「早く先に食べちゃって」 とかちょいちょい言ってしまうところをお口チャックでした^^。
ムズムズしたけど・・・
結局ご飯もパパっと食べたし、寝る前には床に散乱するものたちも自分で片付けました。
(ちょっと口出ししちゃったけど・・・)
これからこれで急に子育てがラクになるということではないと思います。
きっとまたブチギレちゃうかもしれないし、どうしたらいいんだろう・・・って上手くいかないこともある。
でも、“(当たり前に見えるけど)出来ていることに注目して、言葉にする” という視点と行動は、これからの子育ての支えになってくれそうです^^。
私も子どもも、日々訓練訓練・・・です♥
>松丸飛鳥さんのブログはこちら。
お子さんとの日々の関わりなどを楽しく紹介されています♪
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